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アール・ヌーヴォーの街ブリュッセル

  • 執筆者の写真: Rina Nozawa
    Rina Nozawa
  • 4月10日
  • 読了時間: 2分

ベルギーといえば、チョコレートやワッフル、ビールを思い浮かべる方が多いと思いますが、ブリュッセルはアール・ヌーヴォーとアール・デコの建築でも有名です。


街中に美しい建物が溢れていますが、やはり有名なのはアール・ヌーヴォーの父として知られるヴィクトール・オルタの自宅でしょう。 1898年に設計された自宅兼アトリエですが、現在は美術館になっていて、豪華絢爛な内装を満喫することができます。写真撮影が禁止されていて掲載できる写真がないのが残念ですが、美しい螺旋階段やステンドグラス、家具や絵画が全体的に調和するようコーディネートされており、さらにドアの取っ手や電気のスウィッチなど細部にまで完璧にデザインされています。そして植物やモチーフを見るとジャポニズムに影響された様子が分かります。


次に、オルタが初めて設計したオートリック邸をご紹介したいと思います。1893年に建てられたタウンハウス。伝統的な建築様式からアール・ヌーヴォーへの移行期に作られたことがよく分かるデザインです。どこを見ても装飾要素が目に入るアール・ヌーヴォーとは異なり、住みやすさに焦点を当てたシンプルな邸宅です。







さて、オルタ美術館から徒歩10分程度の距離にある「アノン邸」は、オルタが実業家のエデュアール・アノンのために設計した邸宅です。1902に完成しました。花をモチーフにした美しい螺旋階段や、見事な壁画、大きな窓に施されたステンドグラスが見どころです。そして少し外に突き出たように設計されている居間の窓は、外から見ても見事です。アール・ヌーヴォーの集大成とも言えるオルタ美術館に比べて装飾要素が若干少なくなっており、アノン夫妻が実際に住んでいた様子を思い浮かべることができます。





オルタ美術館やアノン邸の周辺にはアール・ヌーヴォーの建築物で溢れており、我が家も例外ではありません。オルタと共にアール・ヌーヴォーを牽引したポール・アンカールの弟子ポール・アメスが、1909に完成させました。装飾的な要素が控え目になっていて、アール・ヌーヴォーからアール・デコへと変遷していった様子が伺えます。





ブリュッセルにはアール・ヌーヴォーだけでなくアール・デコの建物もたくさんありますので、次回はアール・デコで有名な建物をご紹介したいと思います。

 
 
 

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ベルギー・ブリュッセルでの日本語通訳

私は昨年の5月からブリュッセルを拠点に日本語・英語の通訳サービスを提供しています。ベルギー国内で日本語通訳をお探しの企業様・団体様からご依頼をいただき、様々な分野の案件(同時通訳、逐次通訳)に対応してきました。 ロンドンでの版権会社・出版社勤務を経て、都内広告代理店の社内通訳として日々同時通訳を担当していましたが、2018年にフリーとなりイギリスで活動を始めました。そして、コロナ禍にバミューダ諸島

 
 
 

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